『中手』不動産会社店長のブログ

不動産会社の店長が日々を綴ります

お客様に疑われるのはツライ

『中手』不動産会社店長です。

 

仕事をしていく上で発生する測量や残置物処分。

大きなところではリフォームや解体業者のご紹介とかありますよね。

 

大抵のお客様は見積書を提示して説明することで発注いただけるわけですが、

たまに疑ってかかる人もいます。

 

今回、部下が測量費用の見積書を提示したところ、細かな明細が欲しいと言います。

なんでも、仕事の付き合いで測量業者の知り合いがいるそうです。

この時点で嫌な予感しかしません。

見積書の内容にケチを付けることはいくらでもできますからね。

 

測量業者の見積書も割とザックリしたものでした。

業者によっては細かな明細書になった見積書もありますが、見ても分からないんです。

個人的にはザックリした見積書で十分だと思っています。

 

今回のお客様、明細書を要求するのみならず『報酬額』という項目に目を付け、

当社がバックマージンをもらっているのではないか?と行ってくるではありませんか。

契約の日程まで組んでいた案件でしたが、そんな訳で延期したいとお申し出。

 

当然キックバックをもらうことはありません。

そんなことを疑われても、もらっていない証明も出来ません。

正直、失礼が過ぎると思いますよ。

測量業者に知り合いがいるなら最初からそちらに依頼すればいいのに。

 

そう言えば私も以前似たようなことがありました。

一棟賃貸マンションの売却案件でしたが、屋上に大型物置が二つありました。

一つは売主自身が使用、もう一つは息子さんが使用していました。

 

最初に売主使用の物置と中身一式を、紹介した業者で撤去してもらいました。

予め見積書を提示して納得の上で、こちらは問題なく終了しました。

 

次に息子さん使用の物置を同じ業者で撤去です。

2回目だし、前作業も変わらないので、見積書無しで撤去して構わないと

了解をもらって作業し、後日請求書を回しました。

 

そしたら売主から『預けた資料を全て返して欲しい。もう連絡もしないで欲しい。』

とくるではありませんか。

 

理由を訪ねると『物置の撤去費用が余所より高かったから』ですって。

売主は先に見積りを取っていたようです。

高かったのは申し訳なかったですが、それならそちらに依頼すれば?と思いましたよ。

 

その売主はもともと被害妄想があり、身内に対してひどい疑いを向けていました。

その矛先がこちらを向いたというわけです。

おかげで2億円の案件を、10万円程度の業者紹介で失いました。

 

売主さんのために紹介しても時に疑われ、なじられ、断られる。

あーあ、こういうの脱力感強いです。シクシク・・・